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  平野洋一からのメッセージ 2
平野流山旅

 階段、砂利道歩きは山歩きにあらず・・・
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最近では、登山道の修復という名目で作られた階段が増えています。階段登りは一歩一歩足の筋力を要する筋力トレーニングのようなもので、山歩きの原理に反するものです。登山道の階段は本来、足上げを最小限に抑えるように段差を低く作るべきところを、まるで土木工事のような修理優先の階段がいかに多いことか。高い段差の階段は、歩く人の立場と山歩きを考えない手抜き工事の象徴です。そうした階段登りは不要な負担と辛さを増やすのみで、山歩きの楽しさを半減させ、肉離れや膝痛の原因にもなります。また、登山道に敷かれた砂利や石も、足裏への負担を増大、大地から伝わる気を遮断してしまうし、自然にとっても負担となります。長い林道歩きもまた、山歩きの効果を半減、疲れを倍増させます。
平野流山歩きはこうした不自然な山道や林道歩きを極力避けて、より自然な山道を選んでコース作りを考えています。それゆえ、たとえ有名な山でも山旅の対象外となることもあるし、逆に無名であっても本来の山歩きを楽しめる自然林の山道があれば、コースに取り入れることも多々あります。足に優しい自然の山道を歩く時、大地の気が足裏から伝わってくることを実感できるでしょう。


 東北−ブナの山旅・・・ブナの実生育つ新緑のブナ原生林を歩く
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日本で最も広大なブナ原生林が広がる東北の山々は、6月になるとようやく山歩きのシーズンが始まります。森全体が若葉の淡い緑に包まれ、1年で最も生命力に溢れる新緑の季節は、何といっても東北のブナのを巡る山旅が一番です。6月のブナの山旅シリーズの各コースは、それぞれの山が抱くブナ原生林の魅力を最も味わえるコース、歩き方を考え作られています。この季節の山旅では、ブナ林に共生するトチノキやカツラ、サワグルミ、オオカメノキなどの新緑と木々の花、林床に咲くツバメオモトやマイズルソウ、そして森林限界上では雪解け後いっせいに咲き誇る初夏の花々などもあわせて楽しむことができます。
また6月のブナ原生林では、1年前の秋に落ちたブナの実から育った実生を見ることができます。独特の双葉をつけたこの0歳のブナは、豊かなブナ原生林の証でもあります。今では、こうしたブナの実生が育つ新緑のブナ原生林を歩ける場所は極めて稀といえますが、日本の山旅・東北−ブナの山旅シリーズでは各所でブナの実生を見ることができます。本物のブナ原生林を求めてコース作りをしている平野ガイドのこだわりがここにもあります。


 日本の山は神々の世界・・・山と森からパワーをもらう
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古の昔から日本の山神聖な場所として崇められていました。かつて役の行者や空海上人がその修行の場を山に求めたのも、また修験者が山で修行したのも、日本の山には何らかのパワーがあったからに他なりません。その名残として、日本の山にはあらゆるところに神社の奥宮や山神様が祀られています。もちろん今の時代に山を歩く私たちは、決して修行のために山を目指すわけではありません。山歩きの目的や楽しみ方は千差万別、人それぞれ自由な歩き方をすればよいのです。ただしいずれの歩き方をするにせよ、山を歩く私たちは古来受け継がれてきた山に対する畏敬の念を決して忘れてはならないということです。大自然の山神様に守られた日本の山は、山自体にも人知を超えたパワーを秘めています。一つの山旅を終えた後は、確かに身体の疲れはありますが、それ以上にこの上ない充実感に満たされるはずです。これは、山之いい空気の中で程よい運動をして体脂肪を燃焼させたからというだけでなく、何よりも山と森の持つ偉大なパワーを九州したからにほかなりません。「山と森から元気をもらう」、「元気をもらうために山を歩く」、そんな発想があってもいいのではないでしょうか。


 巨樹探訪の山脈・・・偉大なる大自然のパワーをもらう新たな山旅のスタイル
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最近、巨樹・巨木という言葉をよく耳にします。巨樹とは幹周、(地上から1.3m)3m以上の巨木のことで、樹種により細かくランキングされ、「森の巨人たち100選」が選定されるなど、巨樹に対する関心も高まってきました。神代の昔から森の主、神様として崇められてきた巨樹たちは、長い年月にわたり周囲に森の気を放ち続けてきました。
そうした巨樹・巨木との触れ合いは、我々人間にとってもこの上ない癒しとなり、また大いなる大自然パワーを肌で感じ吸収する一つの手段といえるでしょう。森歩きの素晴らしさに魅せられた平野ガイドは、日本の山旅の中にもこうした巨樹を巡るコースを組み込んでいます。平野流巨樹探訪の山旅は、巨樹自身の威厳と風格は勿論のこと、そこに至るまでの周囲の自然も原生であり、巨樹との出会いが感動的であること。そして巨樹と直に触れ合い、巨樹が放つパワーをいただけることも重要な条件として、ひと味違う巨樹探訪の山旅を演出しています。ブナ日本一、女けもの甑の大カツラ、栗駒古道の千年クロベ、屋久島・万代杉などをはじめ、山旅の途中でも巨樹・巨木と触れ合えるコースを増やしていこうと思います。
 

コロミコ・トレック  平野洋一 

 


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